セックスが好きなみんななら、最近メディアまでもをにぎわせている「立ちんぼ」については周知のことだろう。
東京の大久保や新宿歌舞伎町界隈では取り締まりまでされているというのに、いまだに「立ちんぼ」は減らない。これはなぜなんだろうか。
今回は、増え続ける「立ちんぼ」による売春の謎や危険度について書いてみよう。
「立ちんぼ」とは
ここを見ているみんなは、「立ちんぼ」というワードくらいは知っているだろう。
もともとの意味は長時間立って待ち続けている人のこと。昔は通りがかる人の荷物持ちなんかをしてお駄賃をもらうために立っていた人のことを言った。
そのうち、ホテヘルやデリヘルなどを介さずに路上に立ち、街ゆく男性と売春の交渉を直接行う女性のことを意味する表現に変わっていったというわけだ。
なぜ立ちんぼは増えているのか
じゃぁ、どうして風俗店に属さず、立ちんぼする女性が増えているのかってことだ。
まず、違法な風俗店が取り締まりを受けて減ってしまったり、コロナ禍に風俗店が営業できなくなったりしたことが一つの理由だろう。
そのほかには、風俗店に利益を抜かれず独り占めしたいとか、年齢的に風俗嬢として働けない若年層が立ちんぼしているという恐ろしい現実が背景だな。
なぜ女の子たちはお金が欲しいのか
かつての立ちんぼのイメージは、日雇い労働者のようなものだったり、仕事がなさそうな高齢女性という感じだったが、今は若い女の子たちがメインとなっている。
彼女たちはかつての立ちんぼのように、食えない生活をしているわけではないし、ごくごく普通の女の子たちだ。もちろん親が普通に仕事をしている子がほとんどだろう。
そんな子たちがどうして普通のバイトじゃ金が足りないのか。若い子たちの感情を揺さぶり貢がせる、ホストや地下アイドルが要因となっているんだよな。
SNSさえ介することなく売春をする
出会い系やマッチングアプリ、SNSが流行し、初めはその界隈でやり取りをしていた女の子たちも多いはずだ。
しかし、顔の見えないSNSでの取引はウソだらけ。手間もかかり結局は思うようにいかないことや、そこから取り締まりをうけることにもなりかねない。
パパ活サイトなんてものも流行ったが、パパ活サイトを利用するには年齢確認書類が必要だったり、完全な顔出しを要求されることがある。そうなってくると18歳未満が年齢を偽って登録、利用することは難しい。
そんなこんなで、もう直接路上に立っての直接交渉。相手は目の前にいるわけだから、すっぽかされることもなく、待ち合わせの手間もナシ。ホテル街の近くで客を取り、終わればそのまま次のターゲットを探せるというワケだ。
立ちんぼを買うことの危険性
興味本位で立ちんぼと交渉、実際にセックスしてみようなんて思う人もいるだろうが、間違いなく危険だからここでもその危険性について書いておこう。
女の子の年齢が極端に低い可能性
さっきも書いたが、出会い系やマッチングアプリ、パパ活サイトに登録するには年齢を証明する必要がある。
親や姉妹の身分証を勝手に使って登録しちゃうような子もいるが、特にパパ活サイトに関しては審査が厳しく。本人確認を徹底しているために、他人の身分証で登録することは無理なケースがほとんど。
そういう子たちがお金欲しさに立ちんぼするってんだから、18歳未満の児童がわんさかいるというのは容易に想像できるよな。
これに関しては、「19歳と聞いていた」とか、「知らなかった」では済まされない問題。大人側は完全に罪になるわけだから、見た目である程度判断できる~なんていうのもやめておくべきだ。
取り締まりに遭遇する危険性
取り締まり中の警察官に見つかって、ホテルから出たところを呼び止められるなんてこともあるぞ。
誰が誰とセックスしようが、他人には事情を説明する必要もないし、詮索される筋合いもない。しかも18歳以上であれば売春や買春に関しては明確な罰則もない。
しかしながら、相手が18歳未満だった場合は話が全く変わってくる。18歳未満の児童を相手に買春すると「児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律」違反となって、5年以下の懲役または300万円以下の罰金だ。
近年はあまりにも立ちんぼが低年齢化しているから、街で一斉取り締まりなんかが行われているというわけだ。
性病のリスク
性病に関しては、立ちんぼに限ったことではないし、風俗店の利用で感染した経験がある人もいるだろう。
ただ、あまりに無知で、とにかく日銭を稼ごうと躍起になっている女の子たちは、風俗店に属する子と違って検査など一切していない。
仮に性病が気になっても、性病の検査には費用も日数も掛かる。街で身体を売っているくせに、病院は恥ずかしいなんて言う子だっている。
近年、若年層に梅毒が大流行というのは、こういう経緯だってすぐに予想できるよな。
変異する立ちんぼ
立ちんぼにもインバウンド需要
取り締まりを強化しても減らない「立ちんぼ」、実はその仕事ぶりにも徐々に変化が起きている。
コロナ禍以降に増えた立ちんぼ。コロナ後に爆発的に増えたのは外国人旅行者。しかも彼らはかなりの金を持っていて、日本での遊びに惜しみなく使う。
そんなわけで、立ちんぼ女子のターゲットは外国人にも及んでいるという。というより、外国人も立ちんぼがいるとわかっていて、女の子を買いにきている。
海外でもyoutubeなんかで大久保界隈の立ちんぼ事情は配信されていて、「OKUBO PARK」なんかのワードでたくさん動画が出てくる。
もはや観光地のナイトレジャースポット。昔から海外での夜遊びにはそういうものがあったけど、日本なら比較的安全な街中で、しかも安価で、異常に若い女の子が買えちゃうというワケ…。恐ろしい…。
交渉は翻訳アプリで。むしろ外国人狙いの女子たち
今時女子は英語堪能?いや、決してそういうわけでもなく、スマホさえあれば翻訳アプリでいくらでも会話は出来る。そうやって外国人の客を取るうちに、簡単なやり取りができるようになってしまう子だっている。
交渉時に相手が私服警官なんてことになったらまずいと、あえて外国人を選んで自ら交渉するという話さえ聞く。
もっと恐ろしいのは、日本語でのやり取りができないのをいいことに、ホテルに入った後に条件を変えて追加請求をする子もいるし、酷いのは、シャワー中に客の現金を抜いてバックレる子もいる。
しかも外国人観光客は、その被害を警察に説明することもできない。つまり泣き寝入りしている人は実はすごく多い可能性があるな。日本はいつからこんなに恐ろしい国になったのか(汗)
増える立ちんぼ、変化する活動のまとめ
今回は「立ちんぼ」がいまだ増え続ける理由や、その仕事ぶりの変化、危険性なんかについて書いてみた。
もはや外国人観光客にとって、大久保や歌舞伎町界隈は一台観光スポットにすらなりつつあり、外国人を客にとることのメリットに気が付いた女の子たちはますます増える。
今後も形を変えつつ、「立ちんぼ」は極めて濃いグレーな世界ではびこるだろう。