自称「出会い系ジャンキー」としてヘビーにディープに出会い系を使いこなし、セックスに成功している俺。しかし、実は悪質出会い系サイトの“サクラ”としてバイトをしていた過去がある。
懺悔するとともに、悪質出会い系業者を裏から知ってしまった俺だからこそ書ける「出会える・出会えない」サイトの見分け方とは?を解説していくぞ。
そもそも出会い系のサクラとは何か?
普段は非モテのアラフォーサラリーマン。かつ、こうやってブログも書いちゃったりするぐらい出会い系を愛してやまない自称「出会い系ジャンキー」の俺なわけだが、実はかなり前に悪質出会い系の“サクラ”をバイトでやっていたことがある。
これは友人にも言ったことがないし、もちろんこうやってネット上で告白するのも初めてだ。正直どこまで書いていいものやら、キーボードを叩く手が震えるぜ。
でも愛する出会い系業界を食い物にする悪質業者はこの世から消え去って欲しいと思うし、ここから書くことが「悪質出会い系」に引っ掛からないための予備知識になれば…
本当に出会える優良サイトが栄える
↓
俺がセックスできる回数が増える
こういう論法が成り立つわけで、正直にいろいろ書いていこうと思う。
正確な時期はちょっと勘弁して欲しいんだが、だいたい10年から15年前ぐらいの間の話だと思ってくれ。爆発的に携帯電話、まあ今で言うガラケーが普及しはじめたころだな。
キャリア(ドコモとか、auとかだ)が認定してメニューからアクセスできる公式サイトは、ニュースや着メロとか、そういう品行方正な真面目なものばかり。
まあ当たり前なんだが、それじゃつまらんということで、いわゆる「勝手サイト」と呼ばれる携帯用サイトが続々とできていた時代があったんだ。それにしても「勝手サイト」って、いまは完全に死語だよな。
で、その勝手サイトの代表的なジャンルが「出会い系」だったというわけ。
それまで、見知らぬ男女がセックス目的で出会う手段というと
・テレフォンクラブ
・ダイヤルQ2
というのがあったんだが、なんのこっちゃ?と思うヤングな読者もいるだろう。まあそういうのがあった、ぐらいに思っておいてくれればいい。
要は電話の音声を介して出会うシステムだ。それの進化版として、インターネットが普及したことによって「出会い系サイト」が発展していった感じだな。
さて、原則、出会いの世界は「ヤリたい男性」が積極的で「ヤリたい女性」が受け身。(もちろん超肉食獣みたいな女性がいるのも事実だが)。
だから男性が料金を払い、女性は無料というのが一般的だ。そこに目を付けたのが悪質業者たち。
電話音声の時代にもいわゆる“フリをする人”としてのサクラはいたらしいんだが、声を出さなきゃいけないから顔はわからないとしても、話している相手が最低限女性であることは間違いなかった。
しかし、出会い系サイトはメッセージでのやりとりだ。つまり、文章だけだからリアルな女性が書いていようが、オッサンが書いていようが相手にはわからない。ここでサクラの仕事が発生するわけだ。
もうわかったと思うが、俺たちバイトが女性になりきってメッセージをやりとりしてたっていうわけだ。
出会い系サイトは男性ユーザーが女性とメッセージをやりとりすると料金が発生するから、サクラはできるだけ沢山の相手とできるだけ長く会話するのが目的となる。悪質出会い系業者は俺たちバイトを雇い、女性のフリをさせているというわけ。
そして俺たちバイトは女の子のフリをして男性ユーザーにアプローチし、いかにも会えそうな、ヤレそうな雰囲気を出してメッセージのやりとりをする、ということだ。
悪質出会い系業者の手先だった時代
さて、具体的なサクラの流れだが、いかにも男性が飛びつきそうな女の子のキャラクターになりきって(しかも10人とか20人とかの数で)誘いをかけ
男性ユーザー「○○○ちゃんと会って、エッチしなたいな」
サクラ「もう少しいろいろ話して仲良くなってからだよー(*^-^*)」
みたいな話をダラダラするわけだ。他にもいろいろあるが、まあこれが基本的な流れと言っていいだろう。
うまいこと信憑性を出すためにネットで検索した地図とか方言とか、名所とかの情報を駆使して話を合わせるテクニックが求められていた。
いちおう女性向けの登録フォームもあったけど、女性向けの宣伝なんか一切していないから、リアルな女性の流入は皆無!女性として登録して掲示板に書き込んだり、男性ユーザーと会話したりする“女性”は100%サクラだった…。
ちなみにサクラの仕事は、俺たちはひとつの事務所でやっていたな。バイトが30人ぐらい無言でPCに向かってカタカタやってる一種異様な光景。業者によっては在宅でバイトを雇ってたところもあるみたいだったが。
そうそう。出会い系サイトを介して個人と個人がやりとりしてるという“体裁”だから、その事務所が例えば夜11時に閉まると、そっから一切女性からの返信がなくなる、というのは違和感あるよな。だから事務所は24時間態勢で開いていて夜勤のバイトもたくさん存在してた。
そういった一連の流れは全部ひとつのシステムで管理されてて、俺たちバイトが男性ユーザーにどれだけ会話させたかが、経営者は把握できる仕組みだ。
給料は時給制プラス歩合制。基本時給があって、プラス会話させた量によって給料がどんどん上がってくという仕組みだった。
俺はいまいち仕事にノリ切れなかったんで歩合なんかちょこっとしかもらってなかったけど、それでも座ってウォークマン聞いて、2ちゃんとか見ながらダラダラ適当にメールしてるだけで時給1500円以上ってのはおいしかったな。
精神的には病むけどな…。
サクラのなかには優秀なバイトもいて、ハタチそこそこで月給100万クラスの人間もいたはず。
そういう神バイトのそれぞれが、自分なりの会話の上級テクニックを駆使してたんだろう。俺が聞いても教えてくれなかったけど。
それにしてもバイト仲間にはいろんな人がいたな。マジメな学生とかは少なくて、バンドマンとか劇団員、あと極端にオタクっぽい人もそれなりにいたな。
俺もそうだけど、普通の接客業とか絶対に無理でしょっていうタイプが多かったんじゃないかな。
普通の仕事じゃうまくいかないけど、ここではいい給料を貰える…みたいな認められた感?に酔って悪質出会い系業者の手先になっちゃったような気がする。
いやしかし、いま考えると当時の男性ユーザーの皆さん、本当に申し訳なかったな。懺悔します!
手先だったからこそわかる! 悪質出会い系サイトの見分け方
俺が働いていた悪質出会い系業者は最盛期には15サイトぐらい運営していて、俺はサクラとして全部に関わっていた。それに、サクラのバイト仲間から他の悪質業者の話もしょっちゅう聞いていた。
ここからは、当時見聞きしたことからの経験上ってことになるが、“悪質出会い系業者あるある”を書いていくぞ。
まずあの手この手で男性ユーザーを引っ掛けよう、引き込もうとするわけだが、あまり「無料」とか「完全無料」を強調し過ぎている広告やデザインにしているサイトはかなり疑ったほうがいい。
もちろんこのブログで紹介している優良な大手出会い系でも登録は無料だが、やたら無料ばかりをアピールしてはいないよな?これは、商売として、真っ当に正当な料金設定で運営している、という自負があるからだ。
その反対に、タダでエッチをしたい!と短絡的な発想の男性ユーザーを捕まえ、カモにする…これが悪質出会い系業者のやり口だ。
広告に「完全無料」と書いてあって、じゃあどうやって料金取るの?と思うかもしれない。
それはまず、ホントに登録したサイト自体は完全無料だが「このサイトは広告で運営しており、提携サイトからメッセージが来る場合があります」と小さい字で書いてあって、メッセージが来るのはその「提携サイト」(同じ悪質出会い系業者)からだけという具合だ。
そして、サクラがその気になるような、すぐにでも会えてエッチできそうなメッセージを送り、会話を続けさせてポイント購入に踏み切らせる。
これで収益を得ているというわけだ。ポイント購入はユーザー自身の判断にはなるが、やはりやり口は汚いよな。詐欺!とは言い切れないけれど詐欺的ではあるだろう。
前に別の話で書いたかも知れないが、専門的過ぎたり、男性に有利すぎたりするウタイ文句のサイトもまず悪徳だ。
いまはあるかどうかわからないが「逆援助専門」とかは典型的だな。
「出会い系で会った高収入の女性とエッチして、お金も貰える」…可能性はゼロじゃない。
確かにゼロじゃないが、限りなくレアケース。出会い系利用歴16年の出会い系ジャンキーの俺でも、そんなにしょっちゅう経験してはいない。それが現実だ。
「逆援助専門!」とか言っちゃって、そこにセックスできてお金も貰える女性がわんさかと存在…とか、ありえないから!
こんなの結局サクラの相手をさせられ、ポイントだけ消費する出会えない系だと断定していい。
本当に金持ちでエッチを求めている女性はホスト遊びをするだろうし、もしネットを使うとしても安全な大手サイトで幅広ーく相手をみつくろっているだろう。もう一度言うけど、それが現実だ。
あと例えば「中高年専門」「SM専門」「ロリっ娘専門」みたいな、ニッチを突いたようなのも疑ったほうがいいぞ。
こんな専門的なサイトを見つけると「俺はこういうのを探してたんだ!」と盲目的にハマっちゃう男性ユーザーがいるようだが、それが悪質出会い系業者にとっては付け入るスキ。
判断力が低下したところで、ポイントだけどんどん使って、結局出会えない、エッチできない、という結果になるのは目に見えている。
というわけで、“悪質出会い系業者あるある”を書いてみたので是非参考にしてみてくれ。
俺もそうだが、男性はホントしょうもない生き物だから金とセックスに弱い。だから、
「エッチしてくれたら1000万円あげます」
「誰でもいいので5000万円受け取ってください」
みたいなスパムメールに引っ掛かる男性は後をたたないし、それゆえ悪質出会い系業者はスパムメールを送り続けている。
そしてそういうのをウリにしている悪質な出会い系サイトもなくならない。
ホント、そういうのだけはうまく回避して、いい出会い系ライフをみんなに送って欲しいと思っている。
ただし、サクラだらけの悪徳サイトに登録しても、絶対に出会えないばかりか無駄にお金を消費するだけだ。サイト選びは絶対に間違えないでないようにしよう。