最近徐々に浸透し始めている「ママ活」ってご存知だろうか。「パパ活」は聞いたことあるけど、「ママ活」って?という人も多いんじゃないかな。
今回は、若い男性の中でブームになりつつある、「ママ活」の具体的なやり方や、実態について解説していこうと思う。
そもそも「ママ活」ってなに?
簡単に言えば「パパ活」の逆だ。「パパ活」は若い女の子、特に夢を追いかけているような子たちが、経済的な援助をしてくれる男性を探すこと。
だから「ママ活」はその逆、若い男性が同じように経済的な支援をしてくれる年上の女性を探すことを意味している。
「ママ活」というと、何となく子育て世代が集まって情報共有しているイメージもあるが、実際にそういうワードも世間には存在してはいる。
ただ、今回解説しているのは前者の方で、若い男性、主に20代の前半がメインとなる男性が、主に30~40代以上の女性を探すことについてだ。
「ママ活」をしている男性
実は俺の周りにも実際に「ママ活」している知人がいる。彼は役者の道を志しているから、普段はアルバイトをしてどうにか生計を立てている状態だ。
ただ、舞台の稽古や実際の公演で、アルバイトすら決まったシフトが守れず、なかなか長続きしないというのが現実のようだ。
彼のように、普通に生活が苦しくて、空いた時間で効率よく稼ぐ為に「ママ活」する男性が多いと言えるだろう。
何かを志しているというのも、ママたちには刺さりやすく、純粋に「応援してあげたい」という気持ちが「ママ」として経済的な援助に繋がっていると言える。
「姉活」という言葉も存在している
「ママ活」と同じようなワードで、「姉活」というものも存在しているが、これは女性側が比較的若く、男性との年齢差がそれほどない場合に使われているようだ。
上に、ママ活している男性は主に20代の前半と書いたが、実際は、男性側も30代だったりすることもある。その場合、女性が40代の前半ぐらいだと「姉活」といわれたりしているぞ。
このように、単に若い男性だけでなく、多少年齢が上がっても、女性もさらに上の年齢の人が援助してくれる場合がある。20歳ぐらいの年齢差があると、自然に「ママ」として男性を助けてくれるんだ。
女性はやはり、少しでも年齢が下の男性には母性をくすぐられ、助けたい、援助したいという気持ちが芽生えるから、いくつになっても「姉活」「ママ活」は可能だと言えるだろう。
「ママ活」が可能になる理由
いくつになってもと言っても、メインはやはり若い男性。というのも、40代頃からの女性は、日常生活に寂しさを感じていたり、日々の喧騒から逃れたいという気持ちが大きい。
子育てに疲れているか、または子育てがある程度終わっている世代の女性の多くは、寂しさや虚しさのようなものを感じているぞ。
妻として、母として、もしくは会社の上司として、そういった面でしか自分の価値を見出せず、女性としての価値が無くなってしまったんじゃないかという気持ちになるんだろう。
そこに現れる若い男性。アイドルのようにキラキラと輝いていてとても魅力的だ。実際、今どきの韓流ブームなどの中心となっているのは、若手のアイドルや俳優。
彼女たちの住む世界とはまるでかけ離れているよな。そこにもの凄く魅力を感じているんだ。そしてのめり込んでいく。
同じことが「ママ活男子」にも起こっていると言える。若くてキラキラしていて、夢に向かって一生懸命な彼等は、単純に可愛くて、近づきたい対象となるわけだ。
「ママ活」に求めるもの
「パパ活」同様、「ママ活」に求めるものは、基本的に金銭だ。単に現金だけではなくて、食事を奢ってもらう、物を買ってもらう、など、基本的に金銭面での援助を指している。
年上の女性が好きで、肉体関係を持ちたい人もいるかもしれないが、「ママ活」においては、基本的に身体の関係は含まれていない。
もちろん女性側も、若い男性と関係をもちたいと思っている人も居るし、そうする事でより高額の援助が受けられる可能性があるが、それとはまた別のものと考えておいてほしい。
ママ活のやり方・はじめ方
ここまでで、「ママ活」の意味をわかっていただけたかと思うが、次は実際に「ママ活」をする際の方法や、注意点などを挙げていこう。
「ママ」の見つけ方(ネット編)
今は基本的にインターネット上で「ママ」を見つける方法が一般的だ。その方法としては、アプリ、掲示板など様々。
掲示板は書き込みの内容が自由だから、ママ活に利用する男性はたくさんいる。ただ、掲示板にSNSのIDなどを晒してしまうと、いろんなトラブルの素。かなり注意が必要だと言えるぞ。
まず、高収入や、会社経営者で裕福など、オイシイ話をどんどん持ち掛けてくるのは、本当のママ希望者ではなく、ほとんどが悪質な業者だと思っていい。
あと、若い男性を支援したいママとは言え、顔写真も無く、ただ援助して~っていうだけの男性にいきなり接触してくる女性はいない。
せめて詳細なプロフィールや、顔写真が登録できるマッチングアプリや出会い系サイトのほうが安全で確実だと言えるだろう。
「ママ」の見つけ方(日常生活編)
寂しさを抱えて、日常に刺激を求める主婦層が、出会い系サイトやマッチングアプリを利用するのはもはや一般的になってきているとはいえ、「ママ」として男性を援助できるほどのいわゆる「お金持ち」「セレブ」は、実際はネット社会にはあまり多くは存在していない。
セレブたちは、時間とお金があるので、割と積極的に外に出ているぞ。なので、実際は直接会って、知り合うパターンというのがとても多いんだ。
出会える場所としては、カフェやバーなどが多い。女性が一人でも利用しやすく、また、男性も女性に声をかけやすい場所だからだ。
いつも利用するカフェで、何度か見かける女性をチェックしておいて、服装などである程度の年齢を予測しておいて、きっかけを見つけて声をかけてみるというのもいいかもしれないな。
「いつもお一人ですね?」「よかったらご一緒してもいいですか?」「今日は暑い(寒い)ですね~。」なんてちょっとベタだが、女性は男性から声を掛けられるのは決してイヤではない。
カフェでアルバイトをしている人は、常連の女性も狙い目だ。相手の好みをおぼえておいたり、普通の接客よりも少し親しげに接客してみる。というのは好感度が高くてオススメだぞ。
何度か話して距離をつめていき、お茶や食事に誘う。本当にベタだが、結局はじめはそんなもんだ。そこで自分の境遇を話せば、親身になってくれるようになるぞ。
仮にネット上での出会いでも、結局はチャットのやり取りの後に会うわけだから同じだよな。
「ママ」の見つけ方(ポイント編)
ネットでのやり取りでも、実際のやり取りでも、仲良くなるコツは必ずある。そこで、そのコツについても解説していこう。
まず、女性が喜ぶポイントとして一番大事なことは、いくつになっても女性として魅力的だということを伝えることだ。
会話の中にも、「可愛い」「綺麗」というワードを取り入れて、女性として魅力がありますよ。ということを常に伝えていこう。
「ママ活」とは言っているが、実際の母親のような立場の人を探しているわけではない。若い男性と、疑似恋愛をすることを楽しんでくれる女性こそが「ママ」となってくれる存在だ。そこは忘れないようにしたいポイントだ。
「ママ活」におけるメリット・デメリット
次に、「ママ活」をするにあたってのメリット・デメリットについても確認してみよう。
「ママ活」をするメリット
「ママ活」男子が増えているということは、やはりメリットがあるからだ。まず、学生やフリーター、夢を追う為定職に着けないという男性にとっての一番のメリットは「お金」。不定期でもいくらかの金銭的援助が一番のメリットだ。
あとは基本的に肉体関係をもたなくて済むので、いくら年上でも特に気にならない。しかも年上の女性からは、的確なアドバイスなども聞くことができるから、人間的にも成長できる可能性がある。
女性を大事にすることに慣れることもできるから、実際の自分の恋愛にも生かせる経験がつめるのもいいところだ。
しかも母性で包んでくれる優しさもあるから、疲れているときや、寂しい時にもホッとできるという男性もいるぞ。
「ママ活」のデメリット
やはり一番のデメリットは、相手の女性に恋愛感情を持たれてしまう可能性があることだ。女性として大事にするわけだから、女性も愛されていると勘違いしてしまう。
そのあたりをどう回避するかがポイントになってくる。自分は今は恋愛よりも夢を追っている、ということを常にアピールしたり、相手の女性に感謝しつつ、尊敬の念をもって貴女を見ていますよ。恋愛感情はないですよ。という意識で接すると良いだろう。
あとは、金銭的に頼りすぎて、自分が怠けたり、働かなくなったりしないように気を付けたいところだな。
「ママ活」の相場
まだ「パパ活」ほど広まっていない分、「ママ活」の相場はすごく曖昧だが、女性と過ごすシチュエーションごとに、おおまかな相場を見てみよう。
食事に同行する場合
いちばん一般的な「ママ活」だ。初心者もまずは食事から始めるだろう。この場合は、食事を奢ってもらうだけ、という場合もあれば、1回の食事で3000円~数万円、別途貰える場合があるぞ。
相手のお財布事情にもよるが、食事の場でどれだけ盛り上がれるか。というのも重要なポイントになってくる。
まずはここから始まることが多いから、相手を飽きさせない、また会いたい、もっと援助してあげたいと思わせるように、とびきり紳士に、女性として扱ってあげよう。
買い物に同行する場合
この場合は、ついでに男性にもプレゼントをしてくれる場合が多いぞ。洋服や時計、アクセサリーなどが多いだろう。
ただ、なかなか自分好みの店にいけない可能性もあるから、過剰に期待せず、まずは相手が満足するまでじっくり我慢。退屈そうにせず、洋服などを褒め、積極的に荷物を持ったりとできることはたくさんあるから、会話だけで盛り上げるよりは楽かもしれないな。
女性の買い物はかなり長時間になることが多いから、相手も最終的には気を使ってくれることが多い。じっくり付き合えば、物を買ってもらえるだけでなく、時間あたり3000円~10000円程度は貰える可能性があるぞ。
特別な時間を共にする場合
中には、旅行への同行や、完全個室(高級ホテルの客室など)での食事などを希望してくる「ママ」もいる。こういう人はかなり金銭的に余裕のある人だから、はじめから日当を払うつもりで言っているぞ。
だから、一日あたり30000円以上の報酬が期待できる。ただ、時間的拘束は長いから、かなり気に入った相手でないと男性側もきついだろう。
ただ、かなり稼げる相手ということにもなる。さらには、毎月固定の金額で、半ば「契約」のような状況に持ち込むことも可能だ。
月額固定で「契約」状態になれば、会う回数をセーブして、別の「ママ」との時間も作ることが出来てさらに「ママ活」での収入を上げることができるぞ。
実際に、常に複数人のママを持っていて、ほぼママ活だけで生活している男性もいるほど。ただ、複数の「ママ」を見つけるのは至難の業。一体どうやってそんな女性をみつけるのかを考えていこう。
知人が語る「ママ活」の実態
ここからは上に書いた俺の知人に聞いた「ママ活」の実態だ。彼はそれほど「ママ活」に割く時間がないから、そういう相手はせいぜい一人なんだろうと思っていた。
しかし、実際には3人もの女性とやり取りをしているとのこと。彼が女性の扱いが上手なのもあるが、何故そんなに大勢の女性と知り合うことができたのか。
聞くところによると、やはり基本的には、出会い系サイトやマッチングアプリだということ。実際に一人は居酒屋でたまたま居合わせて、芝居の話に賛同してくれたママだったようだが、その後は、アプリやサイトでママになってくれそうな人を探した。ということだった。
確かにリアルで年上の女性に声をかけたり、探している時間は彼にはない。空き時間でコツコツ探した結果だろう。
ネット上にいるセレブたちは少数ではあるが、じっくり探せばみつかるぞ。案外普通の主婦でも、意外と金銭的に余裕のある女性もいるから、根気よく探してみよう。
「ママ活」まとめ
今回は、今話題の「ママ活」について紹介してみた。どうしても援助というと肉体関係を想像しがちな中、実際はそんな単純なものではなく、人として、互いに思い合う関係性を築くことが「ママ活」の重要なポイントだった。
自分の価値をしっかりと見極め、相手に提供できるよう最大限努力する。そうすることで男性側も成長していくことができるぞ。是非参考にしてチャレンジしてみてほしい。